大食一族 久遠の詩

俺屍リメイクをプレイします

2020-01-01から1年間の記事一覧

決戦前夜

『姉様が天上に昇ってすぐだ。前当主さまとの約束もある。もちろん一月でも早く悲願をと思う気持ちはあるが、新しく得た術をどう活かせるかを試しておきたい。私も、皆も。補強できる力があるなら補強したいのが本音だ。だから今月は蔵に残った薬を飲み、先…

1028年1月 進むかそれとも

ゲーム内で年が明けました。 大食さんち、むぎちゃんを見送りました。補完の通り、彼女なりにすべてを伝えきって、息を引き取ったのだと思うのです。 そして うん、そりゃ、あるよなあ。氏神推挙。本当になぜ、どうしてゆめねえさまにはなかったんだろうなあ…

此岸のわたし、ひがんのあなた

日増しに寒くなっていく空気の中、イツ花と二人、たくさんの話をした。

此岸のわたし④

目を開ける。 ぼんやりとした視界の中、それでもとっくに朝がきていることは理解できる。夢を見るかと思ったけれど、結局気がつけば夜が明けていた。目元に手をやれば、ほんの少しいつもより熱をもって腫れぼったい。夜通し泣いたら目が腫れるのか、と霞のか…

此岸のわたし③

場を照らす二つの火が、じりじりと音を立てている。イツ花の傍らに置かれた手燭の蝋燭が燃えていくのが、いつもより随分早い気がした。 影が揺れている。いつだったか、こうやって明かりをつけて、姉と妹と、台所でつまみ食いをしたっけ。そのときの記憶が、…

此岸のわたし②

「イツ花……」 なんとかして、目の前の人物の名前を絞り出した。 聞きたいことは山程あるのに、頭の中で言葉としてまとまらない。これが何なのか、いまどうしてここにあるのか、なぜイツ花がここにいるのか。すべてが喉の奥に張り付いてしまったかのように、…

此岸のわたし

鼻が痛むような、冷たい風が吹いている。 それでも冬ほどではなく、息が白くなることもなければ、指がかじかむこともない。去年の今はもう少し暖かかった気がするな、なんてとりとめもないことをぼんやり考えながら、柔らかい月明かりの中、ぽつんと立つ寂れ…

1027年12月 地獄巡りと、決断

12月。寒い寒い冬が一族にやってきました。ローディング画面では雪が降っている…うーん、12月の京都は寒いんだろうなぁ…… 悲願達成までの目標を立て、それに向かって邁進する大食さんち。軍資金をしっかり調達します。でもお茶碗は残しておく図。国宝でご飯…

1026年11月 特訓、特訓、大特訓!

ながいながい補完を終えて、いよいよプレイ記録再開です。 先月、こまちゃんを見送った当家。楽紗ちゃんが、新たに当主に就任いたしました。

第六回 大食ランキング

なんとなく、一族の家系図を撮ってみました。 こうみると、ずいぶん代を重ねたねぇ……センターが陽織さんなの、なんだかにっこりします。初めての氏神、けれど髪切りに到達できなかった、大食さんちでも印象深い彼がセンター。うーん。うーん…(しみじみ)

そこにはいけないけれど 後

悪い夢を、頻繁に見るようになった。 戦いに出ている夢。為す術もなく鬼に殺される夢。目の前で家族が倒れる夢。 悲願達成を急いた。死にたくなかった。自分も家族も、もうこれ以上死んでほしくなかった。だからと奥へ奥へ、足を進める。けれど結果はどうだ…

そこにはいけないけれど 前

「名前はひかり、職業は剣士になってもらいたい」ああ、楽紗の声はよく通るな、と思った。 目を開けるというただそれだけの行為に、やたら時間がかかる。頭の中には霧がかかっているようだったけれど、それでも胸まで掛けられた掛け布団の感覚や天井が見える…

光年先の未来④

遠のいた意識は、ほどなくして戻った。優勝賞品を手に、心配そうにこちらを覗き込む家族に、当たり前に大丈夫だよと伝える。けれど、歩けるよという言葉は途中で遮られ、思い切り眉尻を下げた息子としばらくの問答ののち、結局、おぶわれることとなった。 道…

光年先の未来③

人の目がある。人の声がする。それらには興味と好奇心と少しばかりの恐怖と、そして期待が含まれている。権力を持つものと持たないもののがまぜこぜになっていて、一人倒れるたびに悲鳴のような歓声のようなものが響き渡る。足場はしっかりとしていて、蹴り…

光年先の未来②

長く悩んだ。長く、長く悩んでいた。だから、話は長くなる、と思っていた。 けれど、楽紗が交神に赴くこと、そしてそれは彼女から持ちかけられた話であったこと、ねえさまの血を確実に継いでいきたいと思っていること。その三つが家族に受け入れられるのはあ…

光年先の未来

少し跳ねた短い髪、高い身長、がっしりとした体格。月明かりを切り取ったような、濃い影。そして、よく通る少しだけ低めの声。向こうにいるのが誰か、というのは、考えなくても分かることだった。 膝の上に乗せていた刀を下ろす。一瞬、この部屋に招き入れる…

前夜

生温く湿ったような匂いが、障子の隙間からぬるりと流れ込んでくる。とうに日は落ち、湯も浴びたというのに、着たばかりの寝巻は汗でへばりつくようだった。 昼間、庭ではひっきりなしに蝉が鳴いていた。夏はこれから盛りを迎える。まだまだ暑くなるのだろう…

1026年10月 地獄巡りと、そして

10月です。リアルは暑くてたまらないですが、一族は過ごしやすいころだろうか。美味しいごはんがさらに美味しくなる時期ですよね、10月…… 先月、地獄で鍛えながらお薬を拾った大食さんち。お薬は美味しくないだろうな…

1026年9月 お子来訪と討伐

先月は選考試合優勝で華々しく帰還した大食さんち。秋が来ました。リアルタイムは今から夏だね…… とかなんとか言ってたらブンが元服。希望は出ませんでしたが、なんだろう…イツ花のコメントにやや焦りと戸惑いを感じる……なんかこう「文太さま、元服ですネ!…

1026年 夏の終わりまで

はい。 ねえさまを見送った大食家です。辛いけど、苦しいけど、先に進まなきゃ。

宝物自慢

★この記事では、プレイ記は進みません。ただひたすらプレイヤーが狂喜乱舞している様が綴られます。 ねえさまの幕間が一段落しまして、さあプレイ記に戻るぞ…の前に、頂き物を自慢するコーナーを!させてください!!!!あのね、いっぱいある。しあわせであ…

日録 そしておしまい

六月十三日自分で書いた文字が、だんだんと追えなくなってきた。結局、わたしはなにがしたかったんだろう。 むぎは相変わらずだけど、わたしが咳き込むとずいぶん辛そうな顔をする。こういうとき、どう声をかけるべきか、いまだにわからない。謝ると、謝らな…

日録 月半ばまで

六月四日蛙の鳴き声が庭からずっと聞こえている。外は土砂降りだ。一日降っていたからか、紙が湿気て手に張り付くようで、あまり心地よくない。指はまだ動いている。握って解いてを繰り返しているが、感覚としては昨日とあまり変わらない。 討伐にでていたと…

日録、二日目と三日目

六月二日

日録、初日

月明かりが差し込んでいる。けれど、文字を書くには足りなかった。仕方なく、小さくなった蝋燭に火をつけて、これを書いている。明日は日中に書こうか。けれど、あまり書いているところを見られたくない、と思う。明日のことは、明日決めよう。まだ、それく…

6月1日、晴れた日

後ろには死神が立っていると、父は言った。

1026年6月 あついあついなつのはじまりと、そして

先月は、地獄で黄色アイテムをざくざくゲットした大食さんち。ゆめねえさまはまだご無事でした。訓練をお任せしたんだけど、どうだった…?

1026年5月 地獄巡り

先月、地獄で 術をゲットした大食家です。いい戦果だなぁ………惚れ惚れする術の並び。胸を張って帰って来れたはず

1026年4月 賽の向こう

ゔぉおおおおおおおおおんんんんんこんなのってないよぉおおおおおねえさまぁああああ゛

1026年4月前半 お子きたる

4月がきました。 先月は紅蓮の祠で奥義創作祭りを開催した大食さんち。屋敷はどんな様子かなぁ。 これは前回こっそりゲットしてた術です。みんな使えるようになってるね。と、ほくほくしていたのですが