少し跳ねた短い髪、高い身長、がっしりとした体格。月明かりを切り取ったような、濃い影。そして、よく通る少しだけ低めの声。向こうにいるのが誰か、というのは、考えなくても分かることだった。 膝の上に乗せていた刀を下ろす。一瞬、この部屋に招き入れる…
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