とうとう鏡を、割っちまいやがった。 また会おうゼ、兄弟。 あたりには、なにもなくなった。 雪も、髑髏の山も、鬼も、なにも、なくなった。
ワタシ達は強い。 迷宮の奥にいる大将は、もはや敵ではない。それは意を決して足を踏み入れた、この大江山にいる鬼どもも同じだ。全員で、立ち塞がる全てをなぎ倒して進む。 ワタシ達は、強い。 あの時とは違う、それは確固たる自信だった。
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。